心の摩耗
思えば、10年以上に渡って年間900時間以上の残業をし続けたのが切っ掛けか。
何かをする、という気力が本当に無くなった
数年前に自律神経失調症を発症してからは、更に気力の減退に拍車が掛かった
生涯やり続けるだろうと思っていたゲームは、強烈な拒否反応が出て遊べなくなり
毎日聞いてた音楽をあまり聞かなくなり、聞いても長時間聞いていられず
好きだった車の運転はただの作業になり、
作曲の趣味も「やる気」を出さなければ始められない、そして続かない
寝るときは、ASMRを聞きながらでないと、思考が無限ループして寝付けず
新しく興味を抱いた対象にも、その興味は大して続かない
ただ生きているだけ、それは感じる
ただそうは思ってもスイッチが入らない、火が点かない
仕事を辞めて国内を暫く放浪するとか、なんかそういう、
これまでにうず高く積もった何かを吹き飛ばすような、
カンフル剤というか、刺激というかが必要なのかもしれない
だが色々な要因で仕事も辞められないしな
過去に自分で書いた歌詞の一節
「急かす毎日が 俺の記憶(と) 夢の欠片を磨り減らす」が、
現実そのままに、自分の何もかもを磨り減らし切った感がある
それでもまだなんとか、心のどこかに、作曲したいという気持ちが残っていて、
その気持ちそのものに、体が拒否反応を起こしていないのは、救いだと思っている。
なってしまった人からのアドバイス。
心の摩耗には本当に気をつけて。何もできなくなるよ。