閑古鳥音楽帳

万年閑古鳥。とても細々とオリジナルの曲を作ってる人のブログです。

よろず占い処 陰陽屋あやうし【天野頌子 ポプラ文庫】

『陰陽屋へようこそ』に続く、よろず占いシリーズの2作目。1冊だけでは判断がつかないので、とりあえず2冊目も買ってみた(2冊目から展開が変わる期待)。 元々、天野さんの作風がこういうものなのか? 1作目と同様、山も谷も限りなく振れ幅が小さく、…

知的文章とプレゼンテーション【黒木登志夫 中公新書】

私は昔、Webサイト・blogで思いつくまま文章を書いていた。そのクセは今でも残っている。業務では何度も推敲をするが、第1稿時点では、今でも『文書・文章は、相手に伝わってナンボ』というのを忘れた文書構成になることがある。 日本語は、伝えたい事に対…

日本を創った12人【堺屋太一 PHP文庫】

7/31から8/4まで夏季休暇(実際は、7/29と7/30が、夏季休暇中の休日出勤)。この間に、1日1冊ずつ、読み終わった本について書いていけるのが理想。 さて、「日本を作った12人」である。本の中では、以下の12人について触れている。 聖徳太…

探偵・日暮旅人の探し物【山口幸三郎 メディアワークス文庫】

目に見えないものを「視る」ことができる、主人公の日暮旅人を軸にした、(少なくとも1巻は)ハートウォーミングな物語である。どうも私は『ビブリア古書堂』『魔法使いのハーブティー』『路地裏のあやかしたち』など、心情描写がある程度しっかりしたものが…

7月の読書結果概略

細かいレビューは1件ずつの記事にする。 7月は5冊完読、1冊途中止め。こうして改めて見ると、ノージャンルっぷりがカオスで良い。 山田敏弘さんの『その一言が余計です。』は良い本だ。見かけたらぜひ読んでみてほしい。

よろず占い処 陰陽屋へようこそ【天野頌子 ポプラ文庫】

全編に渡ってほのぼのとした展開が続く本だった。大概の小説は、山谷の落差がかなり激しいが、この本は山も谷も緩やかだった。伏線もあるが途中でいくらかネタバラシ状態である。 多大な誤解を覚悟で言うと、展開の激しい本に疲れた時に休憩として読むと最適…

Story Seller【新潮文庫】

有名な作家7人の描き下ろし短編小説をオムニバスした本である。平成24年6月10日、二十六刷。随分売れている文庫本だというのを、読み終わる頃に初めて知った。やはり有名な作家が揃っていることで売れやすかったのか。 この本で新しい作家を発掘するのは、人…

超特急便ガール!【美奈川護 メディアワークス文庫】

14日に読了。タイトルも読むペースも超特急便であった。 (良い意味で)美奈川さんがやりたい放題書いた感がある。前作では意図的に控えめにしていたのであろう、登場人物それぞれの個性が全開だ。この個性は、登場人物の遍歴に根ざすところもあり、結果それ…

特急便ガール!【美奈川護 メディアワークス文庫】

ここ数年のライトノベルは、年齢のせいもあろうが、ついて行けなくなった。だからといって、ガチガチのお堅い小説ばかりを選択するのも肩が凝る。こんな私に丁度良いのが、メディアワークス文庫だ。数えてみたら、今24冊ある。既に捨てたものも含めると、大…

割と本を読む。

子供の頃は割と本を良く読む子だった。いつの頃からか、殆ど読まなくなっていた。思い返すと、自宅にインターネット環境が入ってから、読まなくなった気がする。ということは、13年前からか。ダイヤルアップのテレホーダイの時代だ。懐かしいね。 そして去年…