よろず占い処 陰陽屋へようこそ【天野頌子 ポプラ文庫】
全編に渡ってほのぼのとした展開が続く本だった。大概の小説は、山谷の落差がかなり激しいが、この本は山も谷も緩やかだった。伏線もあるが途中でいくらかネタバラシ状態である。
多大な誤解を覚悟で言うと、展開の激しい本に疲れた時に休憩として読むと最適である。比較的ストレートな物語であるから、あまり読書しない人が、これを読むことで字に慣れていくのも良い。
ちなみに2巻はもう買った。順番的に読むのは6冊程後になるが。
必須アイテムのリプレース
思いついたメロディーはナマモノである。その時記録しておかないと、曲を作ろうとしていざ椅子に座った時に何も思い出せない。
ということで、私がDTMする上で必須なのは、ICレコーダー。思いついたら即録音。職場には「撮影機材・録音機材持ち込み厳禁」のため持っていけないのが残念。
今まで使っていたのは、右のレコーダー(Panasonic製。1998~1999年発売?)なのだが、録り溜めしておく容量が限界に来ていた(最大15分)。よくよく中を探してみると、15年前の記録も残っていたりして、サルベージする機会があるかもしれない。消すのはちょっと勿体無い。
で、新しく左のレコーダー(Sony製)を購入。性能が段違いすぎて笑った。内蔵メモリだけで20時間以上、高音質で録音できるのだから、時代の流れを感じずにはいられない。しかも4000円。
本当に、あらゆることが便利になっているんだな、と思う。
Story Seller【新潮文庫】
有名な作家7人の描き下ろし短編小説をオムニバスした本である。平成24年6月10日、二十六刷。随分売れている文庫本だというのを、読み終わる頃に初めて知った。やはり有名な作家が揃っていることで売れやすかったのか。
この本で新しい作家を発掘するのは、人によっては難易度が少し高いかもしれない。ここからもう一歩踏み出して「この人の違う本を読んでみようかな」という所まで行くには、もう少し文字数が欲しい。そんな中でも割と良かったのは(既に知っている有川浩さんは除く)、伊坂幸太郎さん「首折り男の周辺」、米澤穂信さん「玉野五十鈴の誉れ」、道尾秀介さん「光の箱」。
いきなり知らない作家に手を伸ばすのは、実際冒険である。こういうタイプの本が出てくれることは、にわか読者にはありがたいね。Story Sellerは続編も出ているようなので、いつかそちらも買おうと思う。
ニコニコ動画に投稿しています
作品の一部は、ニコニコ動画に投稿している。まさか、アマチュア楽曲(VOCALOID除く)専門のカテゴリ『ニコニコインディーズ』が出来ているとは知らなかった。いくつかリアクションを頂いている。どのような形であれ、聴き手からの反応があるのは、ありがたい。
私が昔作曲をしていた頃、MP3で曲をアップロードするのはまだまだ敷居が高かった。なので、必然的にMIDIファイルでのアップロードとなるのだが、同じ音源を持っている人でないと、意図通りに相手方で鳴らないという問題があった。
そんな制限の中でも、作曲者はそれぞれ個人でWebサイトを立ち上げて、草の根でコミュニティを広げていた。それが良かったとも悪かったとも言わない。当時のネットは絶賛発展途上であったから。
何かを表現して、それを他者に見てもらう。その敷居がここ数年でグッと下がったこと。とても良いことだと思う。
『メール・掲示板・チャット』によるコミュニティは、今『再生数・コメント・マイリスト・ランキング』に置き換わった。ひとつひとつの重さは変わったが、そこに人の反応があることは変わらない。
新曲
■眠りし深キ森
https://docs.google.com/file/d/0B5mu3EitWB5fRTZkWlBhVEtiVlk/edit?usp=sharing
2001年、SC-88ST Proにて作成。ゲーム用として作成したが、陽の目を見ることはなかった。この度ようやくネットに放流。
■ピアノ曲SS001
https://docs.google.com/file/d/0B5mu3EitWB5fY0Z6X3pMTFF1TVk/edit?usp=sharing
練習曲。
毎度、録音後の音量調整に悩まされる。フリーソフトに、マスタリング用のVSTプラグイン「W1 Limiter」(http://www.yohng.com/software/w1limit.html)があり、試しにインストールして使ってみたが、微妙。増幅してほしくないところがやたらと目立ってしまう。私の使い方が悪いのか?
作曲用PCを揃えるために10万~を使ったので、最低でも、今年いっぱいは新ソフトの購入をしない。マスタリング技術を磨くしかないかー。
録音メモ
Q.最適な録音設定って何なんだろう
・個人で楽しむ分には24bit 48KHz録音で構わない
・MP3にする分には24bit 48KHz → 16bit 48KHzに変換すればOK
・動画サイトに投稿するときは、他環境も考えると16bit 44KHzが無難
・24bit 48KHz → 16bit 44KHz変換すると、劣化するのかやけにビビりが発生する
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_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
('A`)
ノヽノヽ
くく
A.最初から16bit 44Khzで録音すれば良い
まだ上記で決まった訳ではないけれど。3時間近くいろいろ試したら、結局16bit 44KHzで録音するのがトラブルレスであるという結果に落ち着いた。
本当は24bit 48KHzでマスターファイルを作りたいのだけど、それで他の人がまともに聴けなくなるようでは本末転倒である。ぐぬぬである。なんとか、高ビットレート・高周波数で広く一般に綺麗に聴かせる方法はないものか。